不動産市場の変化とお客様のニーズへの対応を通して発展してきたソリューション事業。
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東急リバブルの不動産ソリューション事業とは何か。それは、一言で申し上げれば、不動産のご売却・ご購入・ご活用を通して、企業の経営課題の解決や事業の発展をサポートさせていただく事業と言えます。この事業を専業部門として本格的にスタートさせた背景には、不動産流通のパイオニア企業として当社が培ってきた不動産流動化に関する豊富な経験と、社会的ニーズがあります。
折しも、事業開始前の1997年から2000年当時は、金融機関や生損保の破綻が相次ぐと共に、大量の不良債権担保不動産が市場に放出される状況でした。しかし、全国に散在する事業所・工場・倉庫や社宅など多様なアセットに、一括して対応できるような不動産会社は当時ありませんでした。そうした中で、総合不動産流通企業としてのノウハウとプロとしてのスキルを活かして、不良債権担保不動産の処理の促進と事業の再生に貢献していこうとの思いで、2000年4月にソリューション事業部門を立ち上げたのです。
それまでの不良債権担保不動産の処理は、時間を要し、価格も抑制される傾向の強い競売が主流でした。そこで私たちは、その不動産の価値を本当に認めていただき、社会で再び有効活用していただけるようなご購入者様を全国から探そう、そのために任意売却のマーケットをつくろうという目標を掲げて取り組みました。当時、メンバー全員で全国各地の不動産会社や企業にアプローチし、処理の実績を着実に増やしていきました。
今は一般的になりましたが、当時ほとんどなかった任意売却による不良債権担保不動産処理のスキームは、お客様に歓迎していただきました。一方で、不良債権担保不動産処理を通して様々な方面のステークホルダーの方々との関係を築き、お取引が広がっていきました。金融機関であれば、債権回収部門だけでなく融資・M&Aなどの部門。破産管財人や更生管財人などを務める弁護士・会計士・税理士などの諸先生に対しては、民事再生や相続など様々な分野のニーズにお応えしていくようになりました。
さらに、破綻したある生命保険会社の全国の資産を不動産投資市場で売却するお手伝いさせていただいたことで、不動産投資市場との関係も強化され、そこからJ-REITに上場している不動産投資法人、内外の不動産投資ファンドなどのニーズに対応させていただく事業も広がって参りました。近年では拡大するM&A市場での資産(不動産)の整理・活用をお手伝いするフィールドも拡大しています。また、全国の不動産を一元的に対応する経験から、公共機関からのご相談も多くいただくようになりました。
事業フィールドが拡大していくなかで、最も力を入れて取り組んだのが、お客様の多様なニーズにお応えしていくための社内体制の拡充です。事業領域の拡大に対応した組織体制の整備にとどまらず、その一歩先を見据えた戦略的体制の構築を目指しました。
社会全体がバブルの崩壊を経験して、土地神話が崩れ、パラダイムの転換が進みました。大口のバルク取引も増加するなど、不動産取引の目的や形態も変化していきました。こうした状況のもとで、大量で多種多様の物件を市場の実勢に即して評価し、最適な購入者を探してお取引をアレンジしていくことができるように、不動産だけでなく金融・建築など各分野にスペシャリストを配した分業体制を整備していきました。
体制の拡充だけでなく、常にクオリティの高いご提案やソリューションサービスをご提供していくことができるように、能力開発や業務改革にも継続的に取り組み、お客様の信頼の向上に努め続けています。
不動産取引がますます複雑化かつグローバル化していくなかで、今後の私たちには、市場の動きを分析し、予測していくアナリストのような役割が求められてくると思います。日々、不動産取引の最前線で、様々なニーズや膨大な情報に接している私たちは、市場の声を直に聞くことができる立場にいます。この貴重なポジションを活かした情報のご提供やご提案を、より積極的に行いたいと考えております。
常に先端的な不動産ソリューションサービスを目指して参りたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。