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財務省等の資料によれば、国有財産、地方公共団体や地方公営企業、第三セクターなどの公的機関が保有する不動産を合わせれば、民間法人の所有不動産(約490兆円)を大きく上回ります。(右図参照)
一方、「地方公共団体」は、平成の大合併によって大きく再編されました。しかし、各市町村における低・未利用地は増加傾向にあり、特に地方の財政状況は極めて厳しい状態のようです。財政健全化法が制定されたことにより、地方自治体の財政健全化は今後急速に進むと見られています。 |
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公的不動産の流動化戦略を構築する上でまず必要なことは、アセットの現状を的確に把握し、保有すべき不動産と処分すべき不動産を明確にすることです。当社では、「デューデリジェンス」、「ポートフォリオの策定」、「スケジューリング」の手順で最適なPRE戦略の構築を行っています。
次に、企画立案部分にあたる「ポートフォリオの策定」です。公的不動産には、売却の容易な物件群がある一方、想定購入者が限定される物件群や単体での売却が非常に困難な物件群があります。これらをどのように売っていくかが、ポートフォリオの要とも言えます。当社では、既存鑑定書との差額を把握するとともに、物件のパフォーマンスを最大限に引き上げるポートフォリオの策定を目指しています。 |
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当社が携わった公的不動産での事例をいくつか挙げてみます。 ■ 売却業務支援事例1. 独立行政法人 年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)売却アドバイザリー業務を受託。RFO初のバルク売却を行い、決められた期限内で売れ残ることなく完了。 2. 独立行政法人 緑資源機構関東と北海道の宿舎の売却をサポート。鑑定評価と市場性の乖離を修正しながら、売却を実現。 ■ 当社購入事例1. 中日本高速道路株式会社(旧・道路公団)首都圏および中京地区にある未利用地、道路残地、社宅、保養所、区分マンションなど46件。1ヶ月間でデューデリジェンスを行い、購入者として単独で入札に参加し、バルクで落札。 2. 旧日本郵政公社178物件に対して共同投資を行い、うち88物件を当社が購入。全国269物件のデューデリジェンスを約2ヶ月間で完了。 3. 国家公務員共済組合連合会(KKR)198物件に対して共同投資を行い、うち69物件を当社が購入。全国274物件のデューデリジェンスを約3ヶ月間で完了。 上記事例をもとに、公的不動産の特長と留意点をまとめてみると、下記のようなことが言えます。民間不動産の取引とは異なる部分もありますが、総じて大変魅力的で価値のあるアセットが多いと言えるでしょう。 ![]() |
平成19年、夕張市の財政は破綻し、財政再建団体に移行しました。炭鉱閉山の後処理の負担、炭鉱法の失効による補助金や地方交付税の大幅減少、人口の急減による歳入の減少、観光施設の整備負担などによる膨大な赤字の累積が、財政破綻の原因になったと言われています。財政再建計画では、様々な観点からの財政の再建を図り、353億円の累積赤字を毎年約20億円のペースで返済していく方針が示されています。中でも不要な不動産の処分は、財政再建のための緊急の課題です。 対象となる不動産は約100物件。アセットも多様です。サポート内容は、これらの物件の実勢価格の把握、売却のための戦略協議、ポートフォリオの協議。2007年秋より現地調査を開始し、2008年夏頃に調査・査定を終える予定です。当社が策定するポートフォリオを元に、夕張市は販売物件と販売方法を決定、その後、入札により売却業務委託業者の選定を行うことも発表しています。 |
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国土交通省のPRE研究会においても、民間企業におけるPREサポート(不動産コンサルティング的な不動産戦略支援)は期待されています。私たちにとっても、公的不動産が売却されるプロセスには様々なビジネスチャンスが潜在しています。夕張市において当社が取り組んでいる業務は、まさにその部分であり、夕張市の発表どおりのスキームが実現すれば、今後、他の地方自治体においても同様のビジネスが創出されることになるでしょう。それは独立行政法人についても同様です。 |