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M&Aに伴う不動産関連ニーズには、主に右図のようなパターンが見られます。一つは、事業継承や会社売却の実施の前段階で、ノンコア不動産あるいはノンコア事業に付随する不動産の売却を行うケース。もう一つは、不動産を所有している2社の合併後、発生した余剰資産や不要資産を売却するケースです。
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第三セクターの再生の手法は、リストラクチャリング、リエンジニアリング、民営化など様々です。この中で私たちがお手伝いができるのは、財務リストラにおける遊休資産の売却や資産の評価替え、民営化した場合の所有資産の民間譲渡など、不動産の流動化によって公共事業やサービスの継続を支援する業務です。具体的には次のような手法を採っています。 (1)セール&リースバック方式不動産と事業を異なる第三者に売却し、不動産購入者と事業購入者が賃貸借契約を締結するケースです。これによって、収益不動産としての価値と事業としての価値を両立させて売却することが可能となります。当社では、予定される賃貸条件に基づいて、適切な不動産購入者の探索・売却実務を行います。 (2)ノンコア資産の切り離し一つの敷地を複数の利用用途で使用している場合、コア資産とノンコア資産に分類したうえで、ノンコア資産を切り離して売却するケースです。コア資産は事業売却として、ノンコア資産は不動産売却とすることによって、トータル価値を向上させることが可能です。ただし、一つの敷地を分割することになるため、土地利用状況の把握や分割後の土地に制限が加わることのないよう配慮する必要があります。 ![]() ![]() |
○山口県の工場の売却この事例は、工場のほか社宅、グラウンドなどに利用されていた20万坪におよぶ広大な敷地の売却案件でした。都市計画法の用途地域においていくつかの用途にまたがっているほか、複数のグループ企業が様々な商品を製造し、発電所や上下水道など工場のライフラインも自前で確保していました。また、戦前から稼働している工場ということもあり、環境リスクが高いことも特徴の一つでした。 ○岐阜県の工場かつて一つの工場だった土地の有休部分に商業施設を建設し、ショッピングセンターとして賃貸している案件でした。同一所有者であるため、工場とショッピングセンターで特段の取り決めがないまま、進入路や駐車場を共用していました。しかし、事業再編によって、工場は事業売却、ショッピングセンターは不動産売却の方針が決定します。ただ、工場敷地内にある進入路と駐車場は、ショッピングセンターの運営上とても重要な要素であり、もし分割によって従前のような利用ができないとなると、商業施設としての価値は著しく低下することになります。したがって、共用部分についてどのように取り決めをするかが資産価値に大きく影響した事例でした。 |
| M&Aから派生する不動産売却のポイントは、まず、事業価値と不動産価値の双方の最大化を目的とすることが大切です。また、不動産の価値を高めるためには、土地利用の最有効化を図ることが重要です。そして、環境リスクや隠れた瑕疵への対応もまた、私たち不動産関連企業の役割と考えています。当社は、こうした総合的な視点から資産価値の最大化を図ることによって、企業再生やM&Aを成功に導くサポートに取り組んでいます。 |