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| 国土交通省が発表した2007年の地価公示の全国平均(商業地と住宅地)が16年ぶりに上昇に転じたというニュースは記憶に新しい。住宅地では、東京都全体では平均8%、都区部で11.4%の上昇率だった。だが、この記録をしのぐ12%という上昇率で注目を集めているのが千葉県浦安市だ。今回はその代表的な都市、新浦安、舞浜を探訪してみよう。 |
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| 「陸の孤島」と呼ばれた小さな漁業の街から湾岸都市のアーバンリゾートへ |
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千葉県浦安市、中でも新浦安、舞浜エリアは、かねてから住宅地としての人気が高く、JR京葉線・武蔵野線の新浦安駅や舞浜駅、また、東京メトロ東西線の浦安駅を最寄りとする住宅地の開発、分譲が盛んに行なわれている。その人気の理由のひとつは、都心への良好なアクセスだろう。
新浦安駅は東京駅までわずか16分、 JR京葉線・武蔵野線の2路線が利用できる。また、東京メトロ東西線の浦安駅からは、東京駅まで17分。加えて首都高速湾岸線「浦安〜新木場」も都心への良好なアクセス手段となっている。このような地の利と、ベイサイドエリアの環境に人気が集まり、大規模住宅地の開発が進められてきた。
もともと浦安は、小さな漁業の町だった。東京に隣接しながらも、三方を海に囲まれていたため、「陸の孤島」と呼ばれていた。しかし、1964年(昭和39年)から開始された海面埋め立て事業により、浦安は大きな変貌を遂げることになる。2度目の埋め立てが完了した1981年(昭和56年) 、町の総面積はかつての約4倍の広さに拡大したのだ。そして同年、浦安町は市制を施行し、「浦安市」が誕生した。
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その2年後、舞浜に東京ディズニーランドが開業し、浦安市並びに舞浜は、一躍その名を国際的にする。現在では、東京ディズニーシー、国内最大級のシネマコンプレックスを擁する複合型商業施設のイクスピアリ、ディズニーアンバサダーホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタなども含め、一大アミューズメントが集まるアーバンリゾートゾーンとなり、国内外からの観光客で賑わっている。レジャースポットの印象の強い舞浜だが、ディズニーリゾートと反対側に広がる閑静な住宅街は、市内でも屈指の高級住宅街として人気が高い。クリスマスの時期になると各家庭の趣向をこらしたイルミネーションで彩られることでも有名だ。
一方、新浦安駅周辺は、ショッパーズプラザ新浦安、MONA新浦安、新浦安駅とペディストリアンデッキで繋がれたアトレ新浦安といった大規模ショッピングセンターや、オフィスビル、ホテルが整備されている。駅前から続くメインの道路は、片側4車線という広々とした道路で海の方向へ一直線に走っている。リゾートフルなヤシのパームツリーの植栽が、アーバンリゾートエリアの趣を醸し出している。このエリア一体は、「マリナイースト21」と呼ばれる、都市再生機構(旧:都市基盤整備公団)と民間デベロッパーによって作られた居住区が広がっている。海眺望のタワーマンションなどの人気が高く、そのようなマンションに住んでいる奥様方を白金の「マダムシロガネーゼ」を文字って「マリナーゼ」と呼ぶらしい。 |
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| 活気溢れる漁業の街の面影を残しながら |
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新浦安、舞浜エリアは、共に2度の埋め立てによってできた新しい都市である。近年、リアルタイムで変貌を遂げる東京湾沿岸の副都心郡を繋ぐ東京ベイサイドラインのほぼ中心に位置し、幕張新都心、臨海副都心へもアクセスは軽快だ。レジャーや、ショッピングには事欠かないエリアということも人気の秘密かもしれない。
一方、東西線「浦安」駅周辺は、埋め立て前からの旧エリアだ。漁業の町の趣を残すレトロな光景が残っている。釣り宿や、寿司屋、海苔屋などが多く、名産であるアサリやハマグリなどの貝むきの工場などもある。駅から2分ほどのところには、個人の購入も可能なので浦安魚市場があり、新鮮な魚介類を求める人で賑わう。その場で焼いた蛤も食べられる。
2007年現在、市制施行からわずか26年、稀に見る急激な発展を遂げた浦安市。30年ほど前からは想像のつかない風景がそこここに広がる。かつては「陸の孤島」と呼ばれたが、今や、人口は15万人を超えた、生活至便な暮らしやすい住環境を誇る都市となった。今後も東京湾岸エリアの発展と共に進化していくことだろう。 |
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