
シーロム通りの西端、チャオプラヤー川寄りに建つ「ホリデイ・イン・シーロム・バンコク<HOLIDAY INN SILOM BANGKOK>」 |
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日本人にとっては、タイで活躍する企業家といって思い浮かぶ人物はあまりいないかもしれない。しかし、首都バンコクで、宝石店やエンターテインメント施設がひしめくシーロム・ロードに面した「ホリデイ・イン・シーロム・バンコク(旧クラウン・プラザ・ホテル、1990年創業)」なら耳にしたことがあるのではないだろうか。このホテルを運営するのが、インド系移民のスラー・チャンスリチャウラと、その兄弟が率いるサイアム・ウィタヤー・グループの不動産部門H・R・Hホールディングス社である。
1800年代後半、イギリスの植民地化を逃れるため、多くのインド人がアジア各国へと移っていった。移住先ではプランテーション事業を行なったり、体格の良さから移住先で警備関係の仕事に従事したりする人たちが多かったが、タイに移住した人々に限っては伝統的な織物や繊維を扱う商人の割合の方が高かった。そしてこのスラー・チャンスリチャウラも、タイに単身で渡った布地商人の一人だったのである。
現在、タイのインド系企業群は主にバンコクを拠点に固まっている。正確な数は定かではないが、インド・タイ商工会議所に参加している企業のみで151社。それぞれ繊維品輸出入業、宝石輸入販売、サービス業(金融・不動産含む)の3分野に大別される(1994年現在)。
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