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| イマドキ土地の私有化は当たり前。ところで、この常識はいつから始まったのかご存知ですか? ここでは、ちょっと私有地の歴史を振り返ってみましょう。 |
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| 墾田永年私財法:耕した土地を我がものに!? |
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かつての1万円札の顔、聖徳太子。彼が治めたニッポンは律令制と呼ばれた飛鳥時代。この時代、土地は国(朝廷)が所有していて、公地公民制=土地も人も国のもの、という制度が敷かれ、土地売買なんて存在しなかったわけです。班田収授法が制定されると、6歳になると自分の田んぼがもらえ、死ぬと自動的に土地は国に返還されるというシステムになっていました。民は自分の田を耕すと租庸調という税を持っていかれたあたりは、みなさんも歴史の教科書でご存知でしょう。
しかしながら、農民たちの生活は苦しく、よその土地に逃げ出す人も多かったといいます。そうなると税収が確保できず、国の蔵にも危機が迫ってきます。それを回避しようと制定されたのが723年の三世一身法というものでした。これは、開墾・灌漑した土地については、本人・子供・孫の三代までその地の所有を認める、という内容だったのです。開墾を奨励することで、国は財源確保をしたわけです。
ここから20年後の743年、ついに墾田永年私財法が発布されました。これは開墾した土地についての永久所有を認めた初めての法律です。これに目を付けたのが、当時の貴族や寺社、地方豪族たちでした。逃げてきた農民たちを匿い、原野を開墾させたのです。こうして貴族たちは大規模な「私有地=荘園」を所有していくことになったのでした。これが私有地の始まりとされます。いつの世も、機転がきく人々は存在するのです。 |
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