ここ1年ほど、米国でブームになっている不動産投資があります。それは、『セカンド・ライフ(第二の人生)』というオンライン・ロール・プレイング・ゲームの中。しかしながら、このゲーム、ウェブサイト上のヴァーチャル空間でありながら、そこに設定された土地を現金で購入し、固定資産税も払うという超現実的な世界なのです。
ゲームの参加者(ユーザー)は、月々9.95ドル(約1100円)のサービス料を払い、まず1エーカーあたり550ドル(約6万円)の土地を購入します。そこで生活するアバター(架空の人物)を自分で設定。そのアバターを成長させながら、購入した土地を開墾し、生活させます。ひと昔前にはやった『たまごっち』はペット育成でしたが、ここではユーザーがアバターを育て、そのアバターが商売を始めたり、為替ディーラーとなって、様々な経済活動を展開していくのです。
このゲームの開発会社リンデン・ラボは、アバターたちの発展ぶりから、ヴァーチャル空間の土地売買も認可しました。それ以来、このゲームの人気はうなぎ上り。今ではユーザーが1万人を超え、架空の土地への投資はeBay※でも取引が行われるほど、市場が活況を呈しているのです。ユーザーの中には、ヴァーチャル投資ゲームが「第一の人生」にすり替わっている人までいるとか。
『セカンド・ライフ』内の通貨は「リンデン・ドル」ですが、土地や住宅、物品などの売買や投資には本物のUSドルも使用可能です。最近の新規ユーザーには、ほかの投資者を募り、複数の土地を共同購入するケースも登場。現実世界と同じく、各自の所有不動産には固定資産税もかかっており、税金はリンデン・ラボ社に納められています。同社によると、今では固定資産税による収入が、月々のサービス料収入を超過したとか。現在ではさらに高額サービス料のかかる島の売買も始める計画ですが、すでに6件の購入オファーが
届いているとのこと。この投資熱、一体どこまで高まっていくのでしょうか。
■リンデン・ラボ社 http://www.lindenlab.com
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 『セカンド・ライフ』Web上のゲーム画面より
画像提供=リンデン・ラボ社
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