| エンドユーザーへのサービス提供と企業の環境投資への課題が合致
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安全性の面で大きくリードした電気エネルギーだが、それ以上に注目される要因があった。深刻な地球温暖化の問題だ。温室効果ガスを発生させないよう、化石燃料の省エネルギーの呼びかけとともに、化石燃料以外のエネルギーとして「電気」が脚光を浴びたのである。
2005年は地球温暖化防止の本格的な第一歩となる記念すべき年となった。紆余曲折のあった「京都議定書」が無事に発効となったのである。京都議定書とは、地球の温暖化の原因になる大気中のCO2(二酸化炭素)メタン、亜鉛化窒素などを削減し、温室効果ガスの濃度を安定化させることを目的とした条約で、日本も批准しており、その削減目標が定められている。
国策である温室効果ガスの削減に、各エネルギー提供企業や、エネルギー消費機器の製造各社も商品開発、技術革新に躍起の日々が続いた。そのような中で生まれたのが「エコキュート」だった。東京電力と、デンソー、電力中央研究所の共同開発で生まれたこの電器給湯器は、今やオール電化の代名詞と言っても過言ではない。エコキュートは、世界初のCO2冷媒を使用したヒートポンプ式の電器給湯器で、従来のフロン系冷媒ではなく、自然界に存在するCO2を使用している。そのため、オゾン層破壊や温暖化ガス排出の抑制に効果が高い。
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東京電力では、昼間よりも70%も割安な夜間電力と効率的なヒートポンプシステムを組み合わせることにより、ランニングコストを低減できるプランを提供し、普及拡大に努めている。一般家庭であれば、「電化上手(季節別時間帯別電灯)」というメニューがコストパフォーマンスの良い料金メニューだ。オール電化住宅であれば更に電力量料金(電気使用料)から5%の割引が可能。業務用にも、季節別時間帯別電灯のメニューが用意されている。効率的で省エネルギーのメニューを選択したい。
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また、エコキュートを導入した場合、同社では「ECOサポートプラン」というものがあり、ユーザーと東京電力が力を合わせて、地球温暖化の防止をしていこうという意識の元に実施されている。このプランに申し込むと、「エコキュート」使用によるCO2削減に対し、ECOサポートマネーとして現金5,000円+CO2削減証明書を発行。また、東京電力から「森林保全活動」に5,000円を拠出して、ユーザーのCO2削減への取り組みを支援している。
オール電化住宅は、電気と住宅の相性の良さ、そして、お客様の求める快適性と安全性、経済性に加え、企業の環境投資の課題が、がっちりマッチした商品である。それらを考えると、このブームは来るべくして来たのではないだろうか。そしてブームにとどまらず、一般家庭でのエネルギー消費に対し、既存意識の見直しを促す起爆剤となるに違いない。 |
| 参考文献 『IH物語』 (松下電器産業株式会社) |
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