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| 睡眠時間や質に不満を感じている人は多い。では、良質な眠りとはいったいどのような環境で手に入れられるのだろう?そんな疑問を追求して研究を重ね、今、ここに登場したのが「快眠システム」だ。良質な眠りのために、まるごと一部屋をプロデュースしたこの新システム。どのようなシステムなのだろうか。 |
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| 快眠のための室内環境をまるごと提供する「快眠システム」 |
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「忙しくて、十分な睡眠時間が取れない」、「疲れているのに、寝つきが悪く、夜中に目が覚める」 、 「いくら寝ても寝た気がしない」 ……など、現代人の3人に1人は、睡眠に対して不満を感じているという。(松下電工調べ)
このように、多忙でストレスの多い現代人は、質の良い睡眠を十分に取ることが健康管理につながると認識しており、寝具や特殊な枕など、快眠を促す睡眠関連商品の市場が拡大している。
そんな睡眠事情に早くから着目したのが、松下電工株式会社(以下、松下電工)だ。20年にわたり眠りに関わる基礎研究を進め、白川修一郎博士(国立精神・神経センター)とともに、”質の良い眠りと目覚め”を実現する室内環境づくりの研究に取り組んできた。その知見をもとに、快眠環境を整える「快眠システム」を開発し、2006年4月から、本格的に同社の新規事業として展開が始まったのだ。 |
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同社は、以前から、快眠のためのマッサージマットや、朝の光を感知する目覚まし時計など、単品の商品開発を行っていた。しかし、快眠環境を整えるには、部屋全体をプロデュースする必要があると考え、今回商品化したのが、「快眠システム」という一部屋まるごと快眠のために整えられた空間の提供だ。
「快眠システム」とは、照明器具、ベッドやマットなどの寝具、機器や音響などのAV機器などを統合制御するシステムで、快眠環境コントローラーを使用し、独自の快眠環境を作り上げるというもの。加えて、内装や防音ドアなどの住宅建材も含めた総合的な空間を提案している。 |
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| 心地よい眠りを誘発する環境とは?
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では、実際に、質の良い眠りが実現できるのはどんな環境なのだろう。例えば、人が眠くなるとき、メラトニンというホルモンが眠りを誘発している。蛍光灯の明るい光は、メラトニンを減少させてしまい、目が冴えてしまう。また、目覚めよく起きるためには1,000ルクス程の光が必要であるという。もちろん、室内温度や湿度、騒音などがない状態であることも大切だ。
快眠システムでは、快眠環境コントローラが、入眠時から覚醒までのプログラムを司る。人それぞれ好みや状態によって、眠りにつくまでの時間が異なるので、入眠時くつろぎ時間〜入眠誘導の時間を標準コースからじっくりコースまで4種類の中から選択できるようになっている。
まず、快眠コントローラに起床時間をセットし、コースを選ぶ。最初は、心地よい映像やBGMが流れ、ベッドは映像が見やすいようにリクライニングの状態になっている。リラックスしてきたところで入眠誘導タイムへと移行。照明はゆっくりと落とされていき、ベッドではストレッチマットがストレッチを開始、ベッドもフラットに戻る。そしていよいよ眠りにつくと、ストレッチや音楽は停止し、消灯となる。これらの動作はすべて自動で行われ、身を任せているだけで良い。なんともいたれりつくせりと言った感じである。
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ここで特筆すべきは、「非接触睡眠センサ」というシート状の計測部だ。ベッドのマットの下に設置してあり、うとうとしてきた状態や睡眠に入った状態を心拍数などからキャッチするという。このセンサでキャッチした情報により、快眠環境を制御するのだ。
実際の生活で睡眠中に目が覚め、水を飲みにいったり、トイレに立つこともあるだろう。そのような変化もこの「非接触睡眠センサ」がキャッチし、足元灯やトイレまでの照明を点灯させてくれる。もちろん、ベッドに戻れば、それらの照明は自動的に消灯される。 |
| 非接触睡眠センサ ベッド設置例 |
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| 快眠環境を提供する新事業展開〜体験ショールームから、宿泊施設、そして一般住宅へ〜 |
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松下電工では、試験的にホテルなどの宿泊施設(1泊)や、汐留のナショナルセンター東京に、「Suimin’ROOM」(スイミンルーム)を設置し、モニタリングを行った。(昼間20分間の体験コース)
ショールームでは、そのうちの95%が満足(ほぼ満足41%含む)という結果を得ることができた。また、宿泊施設においては、89%が今後も利用したい、58%がシステムを購入したいまたは、購入を検討したいという好評価を得ることができた。
今後は、ホテルや施設などの市場展開に力をいれ、体験機会や認知度を高めて行くという。そして、2007年を目途に、一般の住宅、マンションなどに本格導入を開始したいと考えている。
気になるコストだが、現在は、空間全体をプロデュースした場合と、導入オプションの組み合わせなどにより、価格の幅が大きい。しかし、一般住宅への参入が実現すれば、コストダウンも見込めるだろう。宿泊施設にとっては、癒しの空間を付加価値として提供でき、また、一般住宅でもより快適なライフスタイルのために住宅設備に投資する人々が増えていることも普及を後押ししそうだ。
一時期は高価な設備であった、床暖房やオール電化住宅なども、普及につれ一般的な住宅設備となっている。この「快眠システム」には、そんな期待と希望が込められている。
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| 取材協力・資料提供/ |
松下電工株式会社 |
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松下電工株式会社ホームページ 快眠システム |
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