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【Vol.18】日本の「通」を極める。ご当地検定ブーム!

今、「ご当地検定」なるものがブームとなっている。ご当地検定とは、その地域の歴史や文化、特産品から、地名の読み方、果ては商店街の福引の商品まで、古今東西、津々浦々のご当地通を認定するというもの。気軽なクイズ感覚のものから、本格的な試験まで形態は様々で、主に地域の商工会議所や観光協会などが行なっている。どんな検定があるのか覗いてみよう!
歴史、ウンチク、カルトな知識。ご当地検定で「通」を認定
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さて、ここでご当地検定特別版。どこの写真かお分かり
でしょうか?(答えは一番下にあります
2006年頃から全国で広がりを見せている「ご当地検定」。元祖は、2003年11月、観光ガイドの養成が目的で東京観光財団・東京商工会議所が行なった「東京シティガイド検定」である。その後、2004年12月に京都商工会議所実施の「京都・観光文化検定」に、約1万人が受験するなど、全国的な話題を呼び、西日本を中心に「ご当地検定」の機運が高まった。

試験は、年に1回の頻度で実施しているものが多いようだが、山梨県の「風林火山 武田検定」のように年3回実施しているものもある。 受験資格は特になく、誰でも受験できるものがほとんどで、公式のテキストを設けているところが多い。受験料は、無料のところから、5〜6,000円までまちまち。会場受験がほとんどだが、「信州観光文化検定」のように、会場受験と併用してWeb受験を行っているところもある。また、1級〜3級やマイスターなど、資格に等級を設けている検定も多い。

試験内容は、例えば「東京シティガイド検定」ではマークシート方式による選択問題で70問出題し、100点満点中70点以上で合格となる。出題範囲は、公式テキス
ト「地球の歩き方 大江戸東京の歩き方」の中から50問、観光関連一般常識問題が20問となっている。人気の「京都・観光文化検定」では、2〜3級は択一式のマークシート方式だが、1級では、記述式の穴埋めや、小論文などの問題も出され、かなりアカデミックな雰囲気だ。合格率も3級で40%、2級で30%というから難易度も結構高い。


続々と登場するおもしろご当地検定
当初は、各地域の観光ガイドやボランティアなどの養成を目的に実施されていた。しかし、団塊の世代を中心に、歴史や文化を追求し、知識試しをしたいといった人々の知的好奇心を満たすとともに、主催側の地域活性や地域振興などの期待も相まって、全国的なブームに繋がったようだ。全国のご当地検定にはどんなものがあるのか、その一部をご紹介しよう。

面白いところでは、秋田県男鹿市主催の「ナマハゲ伝道師」。ナマハゲの正しい知識の伝承に役立ちそうだ。また、京都同様、歴史背景の豊かな地域として人気が高そうなのは、「鎌倉検定」や 「奈良まほろばソムリエ検定」。 日本人なら知っておきたい、富士山の知識を試す「富士山検定」、初級の合格率が5.6%、中級が2.2%と国家試験並みに難しい「金沢検定」もある。さらに「境港妖怪検定」は、漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる氏の出身地である、鳥取県境港市が実施している。もちろん公式テキストは、水木氏の妖怪入門書ともいうべき「水木しげるロードの妖怪たち」「図解日本妖怪大全」。テキストだけでも手に入れたくなりそうだ。

その他、大分県の「高崎山サル博士検定」や、佐賀県の「唐津・呼子イカ検定」、兵庫県明石市の「明石タコ検定」など、ネーミングがユニークなものも目を引く。


仕事にも役立つ資格
このようなご当地検定の合格者の中には、観光関連のガイドなどの仕事やボランティアに活かしたいという人も多い。「東京シティガイド検定」では、東京シティガイドクラブという、合格者の自主活動組織が結成され、合格者同士のコミュニケーションとスキルアップのための活動を行なっているという。

しかし、ご当地検定は、多分に趣味的要素が多く、特に就職や転職に役に立つというものでもないのだが、ここへ来て、観光関連企業の中には認定者への報奨金などを検討しているところもあるという。

札幌商工会議所が行なっている「北海道フードマイスター認定制度」は、北海道で収穫・生産される食材についての正しい知識を身につけ、「北海道の食材」を広く伝えるための検定試験だが、認定者には、有資格者を優先的に雇用する企業の紹介や、開業希望者には、資金・経営に関する相談、各種支援制度によるバックアップなどを用意している。

現在も続々と増え続けるご当地検定。知識試しに気軽に挑戦できるものがほとんどだが、今後は、地元産業とのリレーションによって、仕事に直結して役立つ検定も次第に増えていくのではないだろうか。

みなさんも興味のある検定があったら、ぜひチャレンジしてみてはいかがだろう。ふるさとや、ゆかりの地域の歴史・文化を改めて知る良い機会になりそうだ。

※ご当地検定特別版の答え
(1)京都、清水寺(世界遺産) (2)飛騨・白川郷(世界遺産)
(3)日光・戦場ヶ原 (4)川越・時の鐘
参考文献/
『日本商工会議所 ご当地検定情報』  http://www.jcci.or.jp/kanko/kentei.html
『NPO先端教育情報研究所 御当地通』 http://www.gotochitsu.jp/
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